OMソーラー

 

太陽の熱と空気で部屋を暖めたり、お湯をつくったりするOMソーラー

 

この地球上に、薄く広く、まんべんなく降り注ぐ太陽は、

私たちにとってもっとも身近なエネルギーの源です。

これを利用しないのは、もったいない。


OMソーラーは、そんな視点から出発した家づくりのしくみです。


ソーラーというと、太陽光発電を思い浮かべる人が多いと思いますが、

OMソーラーが利用するのは太陽の「熱」、そして「空気」です。


降り注ぐ太陽の熱を空気に乗せて家の中に取り込み、

そのまま床暖房や給湯に利用します。


太陽のエネルギーを熱として使うこの方法は、エネルギーの変換ロスもなく、

大規模な機械装置も必要ありません。

 

「太陽の熱」と「空気の動き」を家のしくみでコントロールして、快適な家づくりを実現します。

 

OMソーラーのしくみ

 

OMソーラーの基本的なしくみは、「(1)集める、(2)ためる、(3)上手に使う」です。

 

冬の床暖房は、太陽の熱を集めて床下に送り、その熱で床を暖めます。

OMの家に限らず、建物は、建物自体が一定の熱を蓄えながら外界から熱を吸収したり、

熱を奪われたり、ということを繰り返しています。

 

そして、この 熱のやりとりのバランスによって室内の温熱環境が決まります。

やりとりがうまくいくよう、ある程度コントロールし、

四季を通じて心地よく過ごそうというのがOMソーラーです。

 

1.集める(屋根で集熱)

集熱(しゅうねつ) ソーラーというと太陽光を思い浮かべる人も多いと思いますが、OMソーラーが利用するのは、太陽の「熱」。どの家にも存在し、太陽エネルギーをたくさん受ける屋根全体を受熱体として、太陽から降り注ぐ光りを集めます。

2.貯める(床下に蓄熱)

蓄熱(ちくねつ) 屋根で集熱した暖かい空気を、ダクトを介して運び、コンクリートに熱を蓄えながら床下全体にまわします。熱容量の高いコンクリートを、熱の貯蔵庫として利用します。

3.上手に使う(断熱・気密)

断熱・気密

夕方、外気温の低下とともに床下のコンクリートに蓄えた熱がゆっくりと放熱を始めます。日中蓄えた熱を、翌朝にかけて少しずつ使えるよう、バランスの良い断熱・気密計画が大切です。

 

冬の昼は、暖房しながら換気を促進

 

OMソーラーは、太陽の「熱」と「空気」を使って家を温めたり、お湯をつくったりします。

原理はとてもシンプルですが、建物自体をしくみとして利用するため、

暖房器具のようにポンと設置することはできません。設計段階から太陽熱利用を考えていきます。

 

OMソーラーのしくみ(冬の昼間)

 

OMソーラーでは、屋根全体を集熱に利用します。

冬、軒先から取り入れた外気を屋根で受ける太陽熱で温め、

その暖かい空気をハンドリングボックスに集めます。

 

集められた空気は、立ち下がりダクトを介して床下に送られ、

基礎の蓄熱コンクリートに熱を蓄えながら床下空間に広がります。

 

蓄えられた熱は、太陽が沈んだ夕方から翌朝にかけて放熱して床を暖めます。

床全体を暖めるため、家の中に温度差が生じにくく、

一日を通してほんのりと自然な温熱環境が実現します。

 

また、システムの稼動中は常に新鮮な外気を取り込むため、

暖房しながら換気が促進される点も、大きな特徴です。

 

冬の昼

 

冬の夜

 

冬の夜

 

夏の昼はお湯をたっぷり

 

OMソーラーのしくみ(夏の昼間)

 

夏の昼は、屋根の熱でお湯をつくった後、余った熱を屋外へ排出します。

お湯採りは、地域差はありますが春~秋にかけて30~50℃のお湯が1日約300L。

 

また、OMでは夏を涼しく過ごす工夫として、建物北側の外気を床下を経由して

温度を下げながら室内に取り込む「DOMAくーる」もご提案しています。

 

夏の昼

 

夏の夜を涼しむ工夫

 

OMソーラーのしくみ(夏の夜)

夏の晴れた日の夜は、放射冷却によって屋根が冷えます。

この放射冷却を利用して、温度の下がった空気を室内に

取り込む「夜間外気取り込み」を行います。

 

「冷房」とまではいかないものの、自然を生かした採涼方法です。

※効果は地域によって異なります。

 

夏の夜

 

OMソーラーの省エネ性

 

OMが賄えるのは主に暖房と給湯ですが、家庭用エネルギー消費の半分以上は暖房と給湯が占めています。

パソコンを動かすには高レベルな電気エネルギーを必要としますが、

冬の室温は20℃、給湯も40度あればよく、これらは太陽の熱でも賄うことができる低レベルな熱エネルギーです。

家庭で使うエネルギーの消費分布図

 

年間CO2発生量とエネルギー消費量の比較(例)

下図は、OMにおける省エネ性をOMシミュレーションにより算出し、一般の住宅と比較したものです。

 

土地の気象や建物の仕様(断熱・機密)、ライフスタイルなどにもよりますが、

OMが賄える熱エネルギーは、年間で4割に達します。

 

 

年間CO2発生量とエネルギー消費量の比較

 

OMソーラー(株)によるシミュレーション[比較対象住宅]

東京都、家族数:4人、延床面積:120m²
?次世代省エネルギー基準レベルの家(Q値 2.34W/m²K )
次世代省エネルギー基準レベルの家…日本において、国が基準とする断熱・気密性能をクリアした住宅。
Q値…熱損失係数。建物全体の断熱性能を示す数値で、数値が低いほど断熱性能が高いことを表す。
?OMソーラーの家(Q値 2.04W/m²K )
OMソーラーを取り入れた木造軸組パネル工法(フォルクスA)

 

頭寒足熱 低温暖房 全館暖房
間接暖房 終日暖房 換気効果